よるのしじま

ニートの季節

月がきれい

眠ってばかりいる。

その理由はおそらく…理由が無いからだと思う。

起きる理由が無いから。目的が、義務が無いから。

(やるべき事は幾らでもあるのだけれど)

どこかへ行く必要もないニートな上に、起き上がってまでやりたい事も無い。それに起きていても憂鬱なだけだ。だったら意識なんてない方がいい。わざわざつらくなる必要は無い。

 

憂鬱は水の底に居るみたいだ。

息苦しくて重苦しくて、見渡す限りの見渡せない程の真っ暗で、どこか薄ら寒い。

 

でもここから抜け出してはいけないんだと、最近は思う。

勿論抜け出せば生きやすくはなるだろう。

ステップを踏めば何らかのカタチで社会復帰出来るかもしれない。

そうなれば…増えていく人間関係の中、周りと同じ様に呼吸をして、適度な忙しさに身を委ねて、次第に余計なことは考えなくなるだろう。

 

でも、それじゃダメだと何かが訴える。

 

僕は死にたいんじゃ無いのかと。

生きやすくなってはいけないだろと。それは甘えだと。そんなことをしたら、生きたくなってしまうだろと。虚無から目を逸らしてしまうだろと。

死にたいのならとことん生きづらくなれよと。人間関係に癒やされるな、薬に癒されるな、世間に溶け込んで落ち着くなと。

こうなるともう、生きたいのか死にたいのか分からなくなってきた。

 

 

いつか死んですべて無駄になるのが怖いから今死にたい。でもなかなか死ねない。

日々襲ってくる憂鬱がつらい。楽になろうと薬を飲む。

…それは生きる為の行為ではないのか。

鬱に殺されないよう、死から逃げているんじゃないのか。僕は本当に死にたいのか…?

 

 

なんだか二元論みたいな変な思考になってきた。人間は…僕は、そんな単純な理屈で動けないはずだ。それでも理屈にいつまでも囚われてしまう。

 

 

 

ああ…なんだか部屋の空気が淀んでいるような気がする。

憂鬱がたむろしているようで、逃げるように散歩に出た。今が深夜でよかった。

今夜は月がきれいだ。

ついでに「月がきれい」の放送日だ。

(誰かの中学生活を過去からそっと切り取ってきたような深夜アニメ。透明な雰囲気と謎のノスタルジーに胸が詰まる。まあ僕は中学ほとんど行ってないけど)

僕のような青春こじらせた人が視聴すると、頭を掻きむしったり叫びたくなったりするので注意してください。

 

 

まだ夜は肌寒い。

帰ったら熱い紅茶でも飲もうかな。

 

Lia - Spica (New arrange) - YouTube


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