よるのしじま

ニートの季節

夜が来るたび、死神の少女を夢想する

ほんとうに久々の更新になる。そうなった理由はシンプルに、書く事がないからだった。

相も変わらず薬漬けで現実から耳を塞ぐ日々。そうこうしているうちに夏は瞬く間に過ぎていった。体感時間がおかしいのはマイスリーの健忘のせいだと思う。でもマイスリーが無いと底無しの虚無感から逃れられないんだから仕方ない。

 

こうして…薬漬けでいろんなことをわすれて、孤独に生きて行った先に何が待っているだろうか。みじめな自死…今は考えたくない。

 

そもそも未来のことなんて考えたくないんだ。今日死にたいやつが明日のことを考えるのもおかしな話じゃないか…?

……自立もしてないニートが言ったところで、現実逃避の言い訳にしかならないけどさ。

 

ここで本題に入る。来月には北海道に引っ越せることになった。父親も罪滅ぼし的に、承諾してくれたのだろう。

地元には色んな場所にトラウマの種が植えてある。満足に外出もできやしない。だから…というわけだ。

 

それと…アイデンティティの話。僕にはこれといったアイデンティティが無い。不登校になる前は、学力がそれだったんだけれど。

所謂アイデンティティの拡散の状態で…ひきこもり薬物依存の僕が何をすべきか。

執筆…作曲…描画…、手を出してないものはいくつもある。あとはひと握りの希望と、気力さえ伴えば何かには手を出せるだろう。

それで結局…マイスリーで一時的に希望を見出して、ブロンodで気力を出すという方法で絵を描く事にした。描けば描くほど、才能の無さを痛感する。兄は電話の片手間に、メモ帳へ精緻な模写をしていた。姉は僕が数時間かけた模写をほんの数分で書き上げた。

 

……今さらそんなものに劣等感を抱いていても仕方がない。そんなこと分かってるつもりだったのに…ペンを持つ手は重くなる一方だ。

 

残酷に季節は移ろう。そんな人生の虚無で、なにか爪痕を残せたら。それによってアイデンティティが満たされれば。なんて希望的な話はラリってるからできる訳だけど…。

 

濃淡の違いさえあれど、希死念慮は高校時代から変わらず胸に澱んでいる。

この絵に描いた死神に、優しく殺してもらうのが、僕の馬鹿げた夢だ。

そういえば…夢なんて生まれて初めて持ったな。まあ…どうせ…ろくな人生は待っていないだろう。せめて何か綺麗なものに殉じたい。その高望みは変わってない。

ああ…はやく死にたい。ああ…死にたくない。

両腕にそんなものを抱えてどこまで歩いてゆくのだろうか。

 

 

それと…言い忘れてた事があった。親の強い勧めで、精神医療の最先端らしい診察を受けに東京まで行ってきた。

5人もの医師に囲まれて、告げられたのは『君のむなしさを完璧に消す事はできない』だった。

 

分かってはいた事だけれど……あらためてスペシャリストにその言葉を吐かれると、死刑宣告でも受けたような気分だった。死刑確定者に失礼だろうが、そう思うほどに未来はどす黒く染められてしまった。

 

そろそろ薬も切れてきた…。じゃあ…また、いつか('A`)


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ゆうやみにて

 

 一日のほとんどを睡眠に費やすようになってきた。やっとの思いで起き上がっても、得体の知れない不安に押し潰されそうになる。そんな毎日だ。

 

 

 

夜の闇はすっかり敵に回って、その静寂は不安定な自分を浮き彫りにさせる。何にもしがみつけずに、何処へも行けずに、波間で揺れる流木のような、そんな気分だ。

 

 

そんな現状を視界に入れまいと、睡眠薬を酒で流し込む。焦点はどこにも合わなくなり世界は曖昧になる。

その代償として、健康は勿論のこと…異常行動をよく起こす。

急に酷く淋しくなり、異常に意欲的になる。ふらふらと縋りつく相手を求めて彷徨い出す。SNSで色んな方面に死にたいやら寂しいやら喚いてみたり、近くに親しい家族が居れば面倒くさく絡みつく。

そうしてぐちゃぐちゃに掻き乱された人間関係の残骸を目の当たりにして、翌朝の僕は「またやったのか…」と、叫びたくなるような羞恥を堪えつつ事後処理をする。…誰も得をしないので閉鎖病棟にでもぶち込んで欲しい。

 

 

そんな日々に変化をつけようと、今日は微睡みの中でブロンを無理やり飲み下した。そのおかげでなんとか日中を布団の外で過ごせている。こうして長々と駄文を書けるのもそのお陰だ。

 

 

たしか前回『現実感が薄れてきた』と言っていたと思う。けれど皮肉なことに、日々強まっていく不安がそこから目を逸らさせてくれた。不安のもたらす焦燥感がそのまま現実感へと繋がった。

…それでも、目を逸らしたに過ぎない。いつでも透明な膜はそこに在る。意識するかどうか、それだけの違いでしかない。

 

 

 

希死念慮に関しても同じことだ。どれだけ薄まろうと完全に消えることは無い。生きること、死ぬこと…命に少し目を向ければ、そこには底無しの虚しさが在る。覗き込んでしまえば気が狂いそうなほどに深く。

死に至る病…これは死ぬまで続く苦しみだ。

…だから、この先も生きていこうとするのなら。

症状を和らげる為の…立ち止まった時、足下の虚無から目を逸らすための…『意味』が必要だ。

 

……そんなことを言い始めてもう一年近く経った。相変わらず死に場所は見つかっていない。

 

 

 

 

 

最近、脳…というか、自意識の存在が気持ち悪くて仕方がない。生命とは一体なんだ…、意識とはなんだ…、生きているとはなんだ…?

 

浅学な僕にとって、知性は諸悪の根源だ。気づいたら背負っていた、とてつもなく重たい荷物。

……自死を試みる時点で人間は生き物として歪んでいるんだと思う。自らを殺すほどの知性で、生命を繋いできた。

……この荷物は可能性の塊なのかもしれない。幸福を正しさとするのなら、そのために毒にも薬にもなり得るような。

結局、視点をずらせば世界はいくらでも変わるんだ。

 

だから…今の僕は。手にしたばかりの空虚な視野に、それに依って一変した世界に。少し混乱しているだけなのかもしれない。

 

 

 

 

 

そうこうしている内に今日も陽が沈んだ。

気づけば外は薄暗く、夕闇が部屋の中まで入り込んでいる。

こうやって人生も更けていくんだろう。そんな悠久の一瞬を、せめて幸せに終わりたい。できれば脳内麻薬に頼らず、苦しみも幸福だと言い張る様な方法で。

 

 

 

 

じゃあまたいつか('A`)

 

 


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透明な膜とオリオン座

気づけば外は冬だった。

斜め上を見遣ればオリオン座が悠々と、夜に息づいている。

久しぶりの外気は凛と透き通っていて、どこまでも冷たく、清潔だった。

 

 

ソシャゲの通算ログインボーナスで、あっという間に月日が過ぎていたことを思い知らされる。

……だからといって落胆する気も起きない。この頃はどうも現実感が薄くて、何を受けても夢をみている様だ。

 

確か前回のカウンセリングで、このことを心理士に伝えた。

現実感の喪失はいろんな虚しさを引き連れてくる。他者は存在感を奪われ、世界は色味を失くし希薄になる。過去も未来も、うまく意識できなくなる。

それらが虚しくて、息苦しいと伝えた。

 

けれど心理士には『感情が動いているなら現実味があるのでは?』という旨の言葉を返された。

……少し考えたけれど、そうではなくて。

……感情ごと現実すべてを透明な膜で包まれているような、そんな感じがしている。その中で起こる全ては、嘘っぽい。夢とも思えないような夢だ。

 

今こうして言葉を並べてもあまりしっくりこないけれど、その時はこんな表現すら思いつかなくて。返事を考えているうちに30分の対話は終わってしまった。初めてカウンセリングに時間的な物足りなさを感じた。

 

 

 

この透明な膜はどうして生まれたのだろうか。

現実逃避の成れの果て…?

単に世間や他人と関わっていないから…?

とにかく、邪魔だ。停滞を助長するだけでなんの救いにもなっていない。死への恐怖まで薄められては困る。自殺という回答がありえるのなら、先延ばしにしても仕方無い。生きるという選択なら言わずもがな、無駄な停滞はきっと後悔を招く。

 

 

 

最近はブロンの使用が増えている。現実感を取り戻すためだろうか。動けないのが苦痛なんだろうか。よく分からないけれど、起き抜けに白錠を流し込む。これを書く気になったのも、そのおかげだ。

 

まあ何でもいいや…。言葉にできない事もきっとある。人は言葉で思考するというけれど。思考まで至らない、小さな機微も存在する。

 

 

僕が知覚するまで、世界は存在しない。

言葉より先に世界が存在するとしても、膜の中の僕はそれをうまく想像できない。やっぱりただの現実逃避だろうか。

僕が世界で世界が僕で。

それをちゃんと認識するための、世界と思考を繋ぐ楔……言葉すら、今は力を削がれている。

 

だから敢えて、空っぽの言葉を連ねて、まるで現実で生きているかのように振る舞ってみる。“現実っぽい何か”を、言葉として形にしてみる。

『あっという間に月日が過ぎていた』『物足りなさを感じた』

 

 

……そうこうしているうちに離脱症状が始まった。ついさっきの思考に頭が追いつけなくなる。こうなってしまうと、少し前の文を読み返しても『何を言ってるんだこいつは…?』としか思えない。それでも後で過去を知りたくなった時のために、とりあえず記しておく。それがこのブログの意義だ。

 

 

そろそろ本当に頭が混乱してきた…。またいつか('A`)

 

 


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金木犀の匂い

乱雑なペースで日記を書きはじめた。それがブログの代替になっていたせいかもしれない。久しぶりの更新になる。

 

そもそも、書く気力が無かった。これもただしい。

……遅れた理由なんてどうでもいいね。ごめんなさい。…そもそも謝る必要もない。これはいつかの僕にむけて書きなぐっているだけのものだから。

 

 

相変わらず自殺できる気はしないし、かといって明確な生きる理由が見つかったわけでもない。

要は、停滞するだけの夏だった。

人生でいちばん儚く過ぎた夏だった、気がする。

 

肌寒い夜、緩い酩酊の隙間に気象予報士が喋る。気温は日増しに下降線を辿る。昼夜の寒暖差はIBS持ちには辛い。

いつの間にか蝉の声はぴたりと止んでいた。今となってはあの喧騒が懐かしい。

 

そんな寂寥感と、生への茫漠とした虚しさに加えて。

どこか懐かしさを漂わせては記憶をくすぐる金木犀の匂いが、大気に満ちている。

季節は、物哀しい秋になった。

 

相変わらず僕は、引きこもっている。

外出といえばたまの深夜のコンビニ巡りくらい。やはり、対人恐怖は続く。引きこもっているんだから当たり前なんだけれど。

 

これを書いている僕は、例のごとくラリっているから、何を伝えたかったのか憶えていない。だから、いま思えることだけ綴る。

 

 

ニヒリズムはきっと、僕が世界とお別れするまで消えてはくれないだろう。

自殺はきっと、成功しないだろう。今の様に理性を失えば、死ねる気もするけど、それでもどこかでブレーキを引いている。

やっぱり僕は死にたくない。

死に向き合おうとしすぎて、余計に死ぬのが怖くなった。かといってそれは、ポジティブな生きる理由にはなってくれない。

浮いたり沈んだりの滞った日々の中で、あいも変わらず何一つ大切なものを…見いだせずにいる。

誰でもいい…なんでもいい…なにか、ひとつ、

生きる理由があれば。僕は幸せに、死ぬまでの道を駆け抜けられる気がするんだ。

これは贅沢な欲求だろうか。

 

進化なんて、生存する上でだけ、正しいもの。人間は、来てはならないとこへ来てしまったように思える。虚しい時代だ。とても。理性を保ってはいられないほどに。

…そんな世迷い言が、知識の乏しい脳内を闊歩する。

 

……僕は…どうすればいい?

無限に広がる可能性と、一瞬の命を前にして、虚しさ以外に、何を抱けばいい…?

教えてよ……君が、救いになってよ…。

 

刹那的な快楽主義にでも浸りたいけれど、そんな気力も今はない。とにかく、現在地が知りたい。拡散したアイデンティティ…いやそもそも、僕はずっと今まで空っぽだったから拡散するまでも無い。僕の中には僕を定義するだけの材料が詰まってない。

 

今さら僕が僕を育てるには、不安が多すぎる。方向性が定まらない。どっちへ進めば良いのか。自我の確立が遅すぎて、半端で余計な知識に雁字搦めになっている。本来なら幼い頃に育てておくべき感性という指針。…でも、正しさなんて培えるものでもないんだろうか。

 

 

最近現実感が薄れてきた。自分はおろか、他者の存在が信用できなくなっている。他人は表象に過ぎない…そんな言葉をこじらせてしまった感じた。こうなるともう、虚無感は広がる一方で、あああ…優しく死にたい。

 

 

 

 

 

コオロギが遠くで鳴いている。僕は未だに恋を知らない。善く生きるためのヒントは、そんな所に転がっているかもしれない。だって、人類は狂った様にそれにとらわれてるから。

絶え間無く消費されていくラブソングに耳を塞ぎたくなって、そんなことを思った。


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酩酊と夜の窓辺にて

僕はまだ生きている。これを書いている時点で分かり切ったことだけれど、僕は自嘲することで少しの安心を得られるから、無駄な言葉を連ねることを許してほしい。

そもそも、ここは僕のための備忘録なんだから、許しを乞う必要もないんだけどね。

 

さて……季節は8月に入った。どうやらここ東北も梅雨が明けたらしい。本格的な夏の到来、ってやつだ。そもそもそんなに雨降ってないけどね。蒸し暑くて寝苦しくて仕方ない初夏だったよ。僕が年を重ねるごとにこうやって夏や冬ばかり伸びて、秋や春なんて趣があって過ごしやすい季節は消えてゆくのかな。この世界に大して愛着は無かったけれど、それだけは少し寂しい気もする。

 

 

ようやくセミ達も鳴き始めた。残り短い生命を費やして、君たちは何を叫んでいるんだろう。まだ先のある生命を“短すぎる”と嘆いてはドブに捨てようとしている僕にとって、君たちはとても眩しい存在だ。カナカナカナカナ……ひぐらしの鳴き声は何歳になっても、どうしてか否応もなく切ない。夏にたいした思い出なんて無いんだけどね。これもサマーコンプレックスって言うのかな。

 

ちなみに今は夜。来客の都合で久々の実家だ。僕の居ぬ間に髪の毛が落ちていて困る。僕は潔癖症だ。一部屋だけでも、自分だけのスペースが無いと落ち着かない。

ウイスキーも持ち込んだ。当然酔ってる。酩酊に身を任せないと夜も越せなくなってしまった。弱くなる一方だな、僕は。そんな酩酊と睡眠薬の興奮作用のせいで、久々にブログを書く気が起きたんだから、そんなに悪いことではないかもしれないな。でも少し肝臓に負担をかけすぎている。あと脳にも。若い脳とはいえ、元々ゴミみたいな脳だ、そんなに気に病むことでもないけれど。いっそボケたほうが幸せかもな……なんて言えるのは僕がボケていないからかもしれない。

 

さて、本題にはいろう。死ぬのが怖い。怖くて仕方ないよ。当たり前だ、分かり切っていた事だ。けれど、けれど、……浮き上がって陽光に煌めく水面が見えるにつれて、未来に想いを馳せてしまう。生き延びた未来の、その先の死を想像してしまう。なんて人生は短いんだろう。最近の僕は眠ってばかりいる。一日は…あっという間に過ぎてゆく。起きたら夕方で……気づいたら深夜で……気づいたら夜が明けていて……。

 

 

こんなふうにして、若さも、生命も、尽きるんだろうな。生命に使いみちを見出せたわけじゃない。それでも諸行無常に虚しさは感じてしまう。

 

生命の使い途……誰かを愛せたら、見いだせるんだろうか。それ以外には、前にも言った通り救いを見出す他ない。殉じたいほど綺麗な誰かを見つけるしかない。

 

結局僕は生きたいんだ。死んでしまうのが嫌で、死にたいんだから当然だ。でもこの矛盾はきっと、僕に自殺の覚悟を持たせてくれないんじゃないだろうか。…もういいや。薬が効いてきて言葉が紡げなくなってきたよ。

 

とにかく僕が言いたかったのは、救いを探すことをやめないでくれ。

気がついたら終わる虚しい一日の繰り返しでも良いから。その日々の隙間に、救いを見出すための必死の思考を、滑りこませてやってくれ。

頭が働かないならブロンODでもすればいい。

人前に出るのが、人と会話するのが怖いなら、精神安定剤でもがぶ飲みすればいい。

 

とにかく、頼むよ。未来の僕。これを書いている今の僕。救いを見出すことを、諦めないで欲しい。その途中で命が尽きても、仕方ないだろ。

 

それはひどく虚しくて、僕が死にたくなるほど忌み嫌った生命の理不尽さに運命に負けるようなことだけれど、それでも。

 

頭が悪い上に酒と薬で脳が腐った僕には……これしか考えられないんだ。

 

ごめん、ごめん、謝りきれない虚しさを未来へ背負わせる事を許してくれ。いや、許さなくていい…許せるはずもない…。たったひとつの命だからな。でもごめん。でも意味の無い虚無の謝罪の上に立って僕は言うよ、何度でも言うよ、窓辺に吹き込む酩酊に乗せて言うよ、8月の少し蒸し暑い、でもやっぱり涼しくて心地いい夜風に乗せて言うよ。

 

 

救いを、見出してくれ。きっとこの世界のどこかには、その綺麗な何かは、誰かは、在るし居るから。

 

どうか、愚かな僕の思考を信じて欲しい。

いやそんな贅沢は言わないよ。ただ、過去の僕は、今の君より視野の狭い僕はこんなことを思っていたんだと、寂しい夜に叫んでいたんだと、心の片隅に引っ掛けておいてほしい。

 

じゃあまたね。次に会うときは涼しくなっていることを願うよ。夏の夜の午前4時の僕は、淋しくて淋しくて誰かを愛したくて仕方ない。確かな感情だけ綴っておきます。他に正しいこともないから。

 


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6月の雨とサマー・コンプレックス

相変わらずのうのうと生きている。

 

季節は梅雨へと突入し、蒸し暑い日々が続いている。雨そのものはそんなに嫌いではないけれど、暑さの野郎が同居しやがるととても恨めしい。

 

そんな風にして着実に季節は移ろう。相変わらずの僕を連れ回して。

じりじりと迫る眩しい夏に、どうしても理想の夏を思い描いてしまう。

ゴミ屑みたいな毎日を過ごす僕は今日も天気予報に怯える。

 

突然だけど、僕はここ半年で生まれ変わったような気がしている。というのも、それまで自我らしい自我を持っていなかったから。世界に対して、自分に対して、思考を止めていた。この辺の原因は親の過干渉とか異常な束縛にあったんだけれど、終わった話だからもう良い。

 

問題は、これからどうするかだ。

文字通り生まれ変わった僕は、まず生きるのか死ぬのかから悩まなくちゃいけない。…気づいたら生を押し付けられていたから仕方ない。

だから、まず自分の価値観の正しさを測ろうと思った。なんせすべてを賭けた選択だ。正常な判断を下したい。

気分の変調に伴って視座の乱高下が酷い。

水面下の日々でも、余りに浮き沈みしていては世界観が定まらない。

だからまず、抗うつ剤抗不安薬を断って水底に戻ることにした。そもそも死ぬ覚悟があるのか…それを測るには最低の気分になるのが手っ取り早いはずだ。

 

断薬は5日間が限界だった。途中から夜の重さに耐え切れず酒類の助けも借りたが、つら過ぎた。あの調子で数ヶ月もやれば自殺できるんじゃないだろうか。そう思った。

 

次は水面直下…もしくは水上の視座に立ちたいと思う。もしかしたら、その視界からは希望が見えるかもしれない。「死ぬまで胸を焦がし続けてくれるような美しい何か」が見つかるかもしれない。誰か、でもいい。そんな何かが居たのなら、僕は死ぬまでそれに加担する。勝手に着いて行く。だから導いて欲しい。貴方が信じるものを信じ続けてくれるのなら、貴方が貴方で居てくれるなら、行き先なんてどこだって良い。そこが僕の死に場所だ。

…そんな淡い期待もこめつつ始めた。

 

やる事といっても、薬をちゃんと飲むことと、太陽光を浴びることぐらいだ。

「そもそもこの視座で希望が見えたからって、薬ありきじゃん。一生薬やめらんないじゃん」

確かにその可能性はある。けれど、僕が探しているのは希望という名の救いだ。それは神のようなもので、絶対的なものだ。だから、たとえ僕が水底に沈もうとそれさえあれば生きていける。それ故に救いと呼ぶのだから。

 

 

という訳で途中経過としては、なんだか希死念慮は薄まっているように思う。この視座では死ぬのが怖くて仕方ない。死ぬ覚悟は到底できない。まあこれは水底に期待する事だ。陽のあたる水面直下の仕事は希望を見出すこと…だけれど、まあ見つからない。取り敢えずは気長にやろう。せっかく高い視座に立てるのだから、それも利用して運転免許でも取っておこうか。いつか役に立つかもしれない。

 

 

特に話すこともなくなったから、疑いの話。上下する視座に正しさが見えなくなってくると、こんな事を思う。

「この虚しさも憂鬱も思考も価値観も行動もぜんぶ現実逃避を正当化する為の嘘なんじゃないだろうか」

これは世間の価値観を正しいとした時の考え方だけれど、否定できない。でも認める事も出来ない。そりゃあ陽のあたる水面の生活でこの考えは強まる一方だろう。でもじゃあ水底はどうする。水面下で正しいことでも水底では認められない。底なしの絶望的な虚しさは確かにそこにあったのだから。

なんにせよ世間に溶け込めないニートという身分は劣等感も罪悪感も孤独感も酷くて生きづらい。だから生きていく事になったらちゃんと現実に世間に溶け込んで生きると思う。それが水底の生活であろうと水面下の生活であろうと。

 

 

あともう一つ、自我の話。

ようやく芽生えたとは言ったけれど、

絶えず誰かの影響を受けて成り立っている存在に自我なんてあるのだろうか…

 

「我思う、故に我在り」とも言うけれど、あの我とはちょっと違う。

だって疑っている(思っている)「何か」は居るとしてもその思考自体何かに騙されたものかもしれない。騙された主体は存在している?そんなのを自我と呼べるだろうか。そんなのは存在aでしかない。たとえ他人と比較し存在b,cとか区別されていたとしても、その思考すべて騙されたものならそれらに違いはあるのだろうか。

僕は、僕の選んだすべてを僕の思考の結果だと保証して欲しい。だけどきっとそれは無理だろう。…だから死ぬまでこの自我っぽい何かにすがりつくことにする。自分で人生を選んで歩んでいるという悦に浸りながら。

 

 

…長い文を書いていて眠剤が抜けてしまった。

さっき抗不安薬を飲んだにもかかわらず不安が酷かった。あまりに辛いから眠剤で意識を濁していた。

なまじ視座が上がったばっかりに、罪悪感に負け現実を意識してしまい劣等感から不安が生まれたらしい。きっとこの先はこれとの戦いだろう。もしその辛さに挫けて現実に迎合したとしても、希望を探すことは止めないで欲しい。本来の目的はそれだから。それを見つけられないまま現実に戻ったって、次、水底に沈んだときに何もできない。同じ事の繰り返しだ。それは悲惨だし人生の無駄だから、救いを求めることだけは止めないで欲しい。自分の為に。

 

本当に長くなった。今日はなんだか疲れた。掃除をさっさと済ませて、静かな夜の酩酊に備えたい。今の安らぎは、それだけだから。

 

じゃあまた、どこかで…



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水面直下の朝焼け

海底と水面直下を行ったり来たりの日々。

急浮上するとガラリと変わる世界の見え方に戸惑う。

自分は生きた方がいいんじゃないか?自分は幸せになれるんじゃないか?とまで思うほど。

まあ浮上は薬とお酒あっての話なんだけれども…

 

で、昨晩もいつものようにコークハイを飲んでいた。テレビには深夜アニメ。画面には楽しげな女の子たちの笑顔笑顔笑顔。暗い部屋で独り、やけに眩しく観える。最近はアニメへの興味も薄れてきた。数少ない楽しみなんだけど。

 

とか肩を落としている内に酔いが回る。覚めぬうちにと歯磨き。布団に潜る。

眠剤を口に放り込む。

ようやく静謐で朦朧としたいつもの夜の始まりだ…と思っていたがなかなか効いてこない。

焦る内に気づけば夜明け前。

薄明に苛立ちながら眠剤を追加して目を瞑る。

久々の幻覚…なかなか酷い内容。無理やり意識を起こしてそれを断ち切る。今朝は眠れないと悟った。

 

久しぶりにと煙草片手に庭先へ。なんだか味が薄い…ふかしてるせいか…?今度は違うの買おう…。

朝日をちらっと眺めつつ部屋に戻る。



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久しぶりにとカミソリ片手に洗面所へ。

なんだか効き目が薄い…の割に血は止まらない。というわけで止血しながらこれを書いている。

またクソみたいな一日が始まってしまった。

眠って過ごすか何をして過ごすか…とりあえず希死念慮とどう向き合うかがキモだろう。

 

まあとりあえず…なにか口に入れようか

 

じゃあまた。いつか。